土地統計調査の空き家の種類(内訳)

前回の記事では、空き家の「建て方」を見てみましたが、今回は内訳を見てみたい思います。

内訳とはどういった目的の建物かということです。

平成 30 年住宅・土地統計調査では、

 

「賃貸用の住宅」

「売却用の住宅」

「二次的住宅」

「その他の住宅」

 

という内訳です。

「賃貸用の住宅」「売却用の住宅」は読んだ通りですが、

「二次的住宅」「その他の住宅」とは何か念のため調べてみました。

 

二次的住宅とは・・・二次的住宅・別荘用住宅とは、残業で遅くなったときに寝泊りするなど、たまに使用する住宅や週末や休暇時に避暑・避寒・保養などの目的で利用する住宅をいう。

統計で見る日本より

 

利用頻度に寄らず別荘・別宅ですね。

 

では、「その他の住宅」とは何なのか、こちらは

その他住宅とは・・・「賃貸用の住宅」「売却用の住宅」「二次的住宅」以外の住宅で,例えば,転勤・入院などのため居住世帯が長期にわたって不在の住宅や建て替えなどのために取り壊すことになっている住宅のほか,空き家の区分の判断が困難な住宅などを含む。

https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/pdf/g_gaiyou.pdf
https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/pdf/g_gaiyou.pdfより

 

巷にある放置された空き家もこの部類ですね。

 

それではそれぞれの割合がどうなっているか見てみましょう。

 

「賃貸用の住宅」: 431万戸(50.9%)
「売却用の住宅」:  29万戸(3.5%)
「二次的住宅」:   38万戸(4.5%)
「その他の住宅」: 347万戸(41.1%)

 

この数字を見ると、不動産屋経由やサイトに記載されている売買物件は、空き家全体の3.5%とごく一部なんですね。

その他住宅でまだ将来的に売却される可能性がある物件が、347万戸(41.1%)もあるということは、空き家ビジネスは非常にポテンシャルを感じます。

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